◆基本情報
・店名:麺房 松
・品名:博多とんこつラーメン(醤油ダレ)650円
+チャーシュー200円
・場所:東部東上線 志木駅 徒歩15分
・訪問:初回
・総評:上の下
【スープ】
博多長浜系のとんこつラーメン。無添加を謳っている通り、優しいとんこつラーメン。豚の臭みなく、とんこつのくせに、さっぱりとした印象。
【トッピング】
青ネギ、きくらげ、のり二枚、ゴマ、チャーシュー1枚。
難なく、特筆点無し。
【麺】
細麺。切り刃番手26番という通り、細麺で固ゆで。
小麦の臭みは全くなく、スープとの絡みも悪くない。
【チャーシュー】
チャーシュートッピングは別皿にて4枚の提供。
チャーシューは、豚バラを巻いた@状のチャーシュー。厚さは5mm程度。
肉感を残す茹で加減だが、これも豚の臭みなく、所謂ザ・チャーシューの味わい。出来が良すぎるからか、少し既製品感があるものの、このスープと合わさると大変美味しく感じる。
【総評】
10時頃、雨が上がったので、ランニングに出かけたのは良いのだが、いつも車で見かけていた店が開いていたので、寄り道してしまった。
看板に麺のスペックが詳細に記されているこの店。店主のこだわりと自信を感じていたものの、この道を通るときはだいたい夜が多かったので、空いてる様を見たことがなかった。
これはチャンスと入店。
店着11時過ぎ。恐らく私が一番の客。
私は初回はデフォルトを頼むことに決めているので、博多とんこつに醤油ダレをオーダー。
他のメニューはというと、とんこつベーススープは変わりなく、これに
・醤油、塩、ミックス 各650円
・仙台赤味噌、八丁味噌、十石味噌、伝田郷味噌700円
を足すシステム。全7種類になる。
トッピングもチャーシューは200円だが、ネギ、きくらげ等のマシは50円とリーズナブルな設定。
注文から8分ほどで御対麺。
ほう。オーソドックスな博多ラーメンだな。
スープを一口すすると、無添加に頷く。科学的な舌触りがない。優しいスープながらもしっかりと味を感じる。
チャーシューは別皿提供。
注文が入ってから、カットするスタイル。
味はしっかり入っているが、しょっぱくない。
このチャーシューの完成度は工場製?を思わせるほどの完璧な出来。
これが自家製だとしたら、店主は基本に忠実。守破離をわきまえている。
最近のポッと出の麺は、基本を知らないまま、トリッキーなことをする機雷があって困る。やはり守破離。型を知っての型破り。基本がわかってない奴は型知らずとはよく言ったものだ。
麺はご覧の通り、これも忠実な博多ラーメン向けの細さ。茹で加減は固め。
細いながらもコシを感じる固さで、決して嫌な感じはない。
そして、臭さが全くない。良きかな。
着丼の後に、高菜を出してくれた。博多ラーメンによくある無料トッピング的なやつ。
あと、卓上にはホワイトペッパーとブラックペッパー(あらびき)、ラー油。
そして、すりおろしニンニクと、すりおろし生姜が常備されている。
ここまで用意されて替え玉を頼まない訳にはいかないだろう。
一回めはそのままの味を楽しみ、替え玉をコール。
待つ間、ニンニクと生姜をスープに投入。
替え玉と同時に、ラーメンダレ(カエシ)も一緒に出してくれる模様。
スープが薄まったら、これを足してください。とやや強面の店主が優しく伝えてくれた。
ふむ。味変大成功。満足である。KKキメてフィニッシュ。
総評は、上の下。
何が足りないかというと、パンチ。全く持って私の好みの問題である。
ただこの店は当たりだと思う。クセが無く、臭みも無いのにしっかりとんこつ感が出ている。トリッキーなことも無く、とにかく基本に忠実。
何の落ち度も見つからない完璧な一杯であった。
食券は買わずに、メニューから店主に伝えるスタイル。
ティッシュあり、レンゲ、つまようじあり。
営業時間は11時から20時。不定休。
また機会があれば行く。次は味噌にチャレンジする。