麺や佐市(錦糸町)

投稿者: | 2020年3月18日

◆基本情報
・店名:麺や佐市
・品名:らぁ麺 920円
・場所:錦糸町駅北口 徒歩5分
・訪問:初回
・総評:中の中

【スープ】
貝中心。牡蠣出汁と謳っているのは大変頷ける。あと嬉しいのは、貝出汁を謳う店は金色のあっさりスープに仕立てがちだが、ここはポタージュ仕様の濃厚なものだった。
牡蠣、ハマグリまではわかったが、ベースが何かが難しい。鶏白湯のような風味だが、動物の感じはしない。節かニボか。というくらい奥の深さのある味わいの一杯。
無化調へのこだわりもわかる。食べた後に喉が乾かない。丁寧な一杯。

【トッピング】
刻み海苔、カイワレ、千切り唐辛子、青ネギ。
どれもフレッシュさがあり、宵越し感は無く良かった。

【麺】
中太角麺。工場麺。保存料的な臭みは無いのだがこの麺が少し残念。
多加水による硬さというかプリ感がありスープ馴染み悪く、背負わない。も少しかん水を減らしてこのこだわりスープを背負って欲しい。

【お肉】

横10cm、縦3cmの厚みの豚バラ。どこかで食べたことのある味だが、柔らかみもあり塩度もこのスープにマッチしていて良い。

【総評】
今日はしっかりしたラーメンが食べたく亀戸二郎を目指したが、総武線に乗ってたら「ちょっと節制しなきゃ」と無用な感情に駆られ、優しいラーメンを目指そうと鞍替え。
ラーメンマップ赤ピン91点のココを目指した。

錦糸町北口を降りて、右手に進み、ロッテのビル裏側にある。店内はカウンターのみで木目調をベースに暖光色のライトで落ち着いた雰囲気。客層は壮年の男性、女性も居て、頑張った大人の1日を締め括る、食べ易く健康的背徳感の無いお店なんだと感じる。

券売機方式、チケット左上はらぁ麺。あと牡蠣らぁ麺もあって、お肉が牡蠣になっている版もあり同値段。

レンゲ、紙ナプキンあり。その他無し。

牡蠣出汁を謳っており、店内はカキ臭がする。すぐに慣れるが、初め、嫌いな人は嫌いかも。

私個人の感想は、パッションは感じるこだわり麺で美味しいのだが、私はこってりB(ブタ)-boy系なので貝出汁、魚介出汁はあまり好きでは無かった。これは仕方ない。信仰する神、宗教が違うのだ。私は好きではないが肯定する。パッションを感じ、リスペクトの念を抱く麺であった。