中華蕎麦瑞山(我が町、再発見)

投稿者: | 2019年12月10日

◆基本情報
・中華蕎麦 瑞山
https://twitter.com/zuizan0707?lang=ja
・淡麗醤油肉そば 980円
・東武東上線朝霞駅 徒歩20分

【スープ】
鷄をベースに丁寧に取ったスープと感じる。
表面に金色の鶏油が浮く。
醤油は透き通る淡麗の名に恥じない色合い。
これがまた味はしっかりとしていて、塩っぱく無いのだが醤油の奥に潜む、生姜?か何か、根菜のようなコクが後から襲って来る。
また何故か刻み生タマネギが混ざっているが、新鮮なのか辛味も臭みもなく存在感を絶妙に消しながらスープを引き立てている。
上品、上出来のスープ。

【トッピング】
メンマ、お肉、のり、カイワレ。
この中で特筆すべきはメンマ。恐らく自家製であろう。他店には類を見ない細切りのメンマはやや塩っぱいと感じる程醤油味がしっかりと染み込んでいる。が、この醤油とスープの醤油は全く別の物なので、味のアクセントになって良い。
また、細切りであるからこその味の染み込み、柔らかく炊いてあるが、歯応えも残り良い気味である。

【麺】
低加水中細丸麺。工場麺と思うが、臭みは無く難なし。
茹で加減はデフォで普通か、やや固と感じるくらいの歯応えのあるもの。
その割にスープ背負いが良く、美味しいと感じた。

【肉】
肉増しにしたから、デフォルトが良く分からないのだが、赤身の残る薄切りローストポークが2枚、5mmスライスのバラ煮豚が2枚、笹身の鶏チャーシューが1枚。というゴージャスな仕様。
三者三様にキャラが異なるので違った味を楽しめる。
中でも煮豚が秀逸だった。バラの甘みのある脂を含んだお肉にこれまたしっかりとタレの味が染み込んでいて、淡麗スープに物足りなくなった頃にジュワーっと口の中に重みを取り戻してくれる。

【総評】
いや、びっくり。こんな店が近くにあったとは。

今日は川越か桐龍に行こうかと思ってたんだけど、ここんとこ濃厚なのが続いてるし、電車乗るのが億劫でレンタル自転車でドラクエウォークやりながら運動兼ねてブラブラしてたら、見つけたお店。
私が見つけた時は2名並びでさっぱりめで丁度良いや、と小腹が満たせりゃいいやくらいの軽い気持ちで列に入った。

店内はカウンター10席とテーブルが4席ほど。
券売機でチケットを買って、少し待ち、カウンター席に案内される。

左上のゴールデンメニューは濃厚スープのつけそば。もちろん濃厚が食べたいんだが、つけ麺はハズレが多いので淡麗醤油スープの肉そばを選択。
他に淡麗塩そばもあり、限定で鴨そば、鴨つけそばというのもある。
ご飯ものもあって、ファミリー客も来ている模様。

着席のタイミングが悪かったのか、1ロット待たされ15分ほどで着丼。
ありきたりな中華そばと御対麺。
ハイハイ、くらいに一応写真を撮り、麺上げ写真がブレたものの駄麺と思ってたので撮りなおさずスープを一口。

ん?うまい?

パンチ不足は否めないのだが、のどの奥に残る絶妙なコク。悪くないのか?
麺を啜ると、確信。こりゃ美味いわ。
あとは無心で食べてしまい、KKフィニッシュ。

総評は上の下。
中華そばだから致し方ないけど、やはりパンチは不足。だけど、十分に美味かった。
まだ、1回目なので誰かに薦めるのはもう少しリピらないといけないので、12月の強化指定入り。