ぶらり名古屋旅

投稿者: | 2020年11月7日

仕事が忙しくて、日常にスパイスの足りない数週間を過ごしており、
ある金曜日の20時からの会議中に自分の中の何かの糸が切れた。
火曜日は祝日、月曜日も有給を取ってる人が多いし、自分も休んでやろうと心に決めたのだ。仕事上の宿題事項は、水曜日以降の自分に預けることにする。
会議中だが、おもむろにGoToトラベルサイトを開き北海道を調べてみるも、予算オーバー。
ふと、見つけたのは名古屋。
新幹線の往復切符とホテル込みで10,920円。何これ。安い。
テンションが上がって帰りにグリーン車オプションもつけてしまい、13,000円弱で予約をポチってしまった。
昔働いてたショッピングセンターを訪れることも目的の一つだ。

さて、早速最初のつまづき。
丸の内線から東京駅に来た。予約した切符を受け取るための機械にQRコードを読ませるも、「予約されてない」の一点張り。
ラチがあかないので、駅員さんに聞くと、それはJR東海ツアーズで予約されているから、JR東海の窓口に行かねばならない。と。
JRはJRだろ?と思いながらも、東日本と東海とは別会社なんだね。
私の仕事もそういう縦割り組織感はあるので、明日は我が身と落ち着いて八重洲口に回り、事なきを得た。

普段乗る電車を一段上から少し見下ろす。
いいねぇ、こういう非日常の景色。

天気予報は午後から雨。
あいにく富士山は曇ってて見えず。
浜名湖の写真は撮れた。

名古屋に到着。

ふむ。この平たい感じ。向こうまで見渡せる都会。
東京の都会感とは別の景色が、心をオープンにさせてくる。

あおなみ線で荒子川公園駅へ。
この駅でショッピングセンターというと、もうアレしか無い訳だけど、そういうこと。昔、ここで働いていたのです。
最近Twitterの話題で見つけたのだけど、ここ年明けに閉店しちゃうとのこと。
結構思い出深い地なので、閉まる前に一度行っておきたかったのです。

駅を出て右に曲がると、パチンコ屋さん。
このパチンコ屋は仕事終わりで同僚数人と毎晩通いスロットを打った。
一番勝った人が、一番負けた人にプリンシェイクをおごるという謎ルールがあり、このプリンシェイク、マズくは無いんだけど絶望的に喉が乾く飲み物で、ある種の罰ゲームだったことを思い出す。
この自販機の前で毎夜毎夜飲み物片手に喋っていたことを思い出す。

ツイッターで騒がれていたほど廃墟感はなく、人はいる。
けども、かつての栄華はカケラも無くなってた。
この写真の右にある壁は、元々全てレストラン街だった。
↓の写真。私が好きだったステーキ屋さんも閉店していた。

このあたりのイオンモール名古屋みなと店レポートは別途書こうかな。と思う。

で、あおなみ線を少し戻り、荒子駅へ。

昔、このあたりに住んでいたのです。

歩いて通えてた居酒屋さんも閉まってた。どんまい。

高畑駅から、地下鉄東山線に乗り名古屋駅へ戻る。
「大名古屋ビルヂング」このワード、なぜか印象に残る。
ビルヂングも去る事ながら、大名古屋の[大]ってなんなんだろうか。
そう考えると大都会、大東京、大部長、大盛況・・・[大]って結構使われてるのか。
我が家は埼玉なので[大]埼玉と名乗ってもいいんだよな。響きがダサイタマっぽいからやめとこう。

桜通口側から、歩いて8分ほどの牛島にあるお宿にチェックイン。
アイスクリーム補給と、携帯の充電も兼ねて1時間仮眠。

そして夜の部スタート。
まずは風来坊で手羽先をいただく。

いやぁ。このスパイシーな手羽先はビールが進む進む。
匂いがまたいいのよ。
ビール二杯と手羽先10本と冷奴で一軒目を後にする。

次は台湾まぜそば。
このはなびが美味しいとの声をたくさん見ていたので訪問。

うん。とても綺麗な盛り付けだ。
が、この台湾まぜそばなる料理は昔新宿で食べたことがあるのだが、味が薄いのに油がこってりで麺量は多く、最後まで食べ切れなかった上に食べた後に胸焼けがして辛くて二度と食うか。と思っていた料理。
さてさていかがか。

しっかり混ぜて一口。開眼!
なんじゃこりゃ、めっちゃ美味い。
麺は太めでコシがあって、ネットリしたタレがしっかり絡みついている。
このタレがまた、ブシ系魚粉と混ざって奥ゆかしい風味を醸している。

あっさり、完食。
ごちそうさまでした。

お腹がいっぱいになったのだが、とんちゃん焼きホルモンでもう少し飲みたい気分は続いている。しかし、お腹はいっぱいだ。と一人ジレンマに苛まれ、少し歩くことに決める。
途中、立川マシマシ9号店を見つけたりもした。
結局雰囲気の良い立ち飲み串カツ屋さんでハイボールを飲んでしまい、ホルモンどころじゃなくなる。※写真を取り忘れ。。。
ホテルに帰るにはまだ早いので、太閤通り側を散策。

カロリーを消費するために、あても無く歩いていると記憶が蘇る。
そうだ。この通りにはまたラーメン屋があるのだ。
食べようか、お腹がいっぱいだけど、どうしようか、と店の前を3往復してしまった。
が結局入店。

萬珍軒。卵とじラーメン。
この店以上に細い麺は見たことがない。
この細さでも、コシがあり、卵とじスープがしっかり絡んでさっぱり食べられる。

ちゃっかり完食。
この背徳感。
でも流石にもう食べられない。
コンビニで胃薬を購入して、ホテルへの帰路につく。

帰り道、とあるビルのイルミネーションがとても綺麗だった。

カップルが相合傘で帰っている。
かたや、雨の中、胃薬片手のおじさん一人、それを見つめている。
人恋しい。

さて、二日目の朝は、快晴からスタート。

怪しげなコーヒーを飲み、身体を目覚めさせる。

今日は、市内を移動しまくる予定なので、乗り放題切符を購入。

まずは、名古屋駅から桜通線を一駅、国際センタービル駅へ。

そこから歩いて10分ほど、四間道(しけみち)へ。

ここは名古屋駅から歩いていける距離にありながら、昔ながらの景観が残る街並み。

天気が良すぎて気持ちいい。
そのまま四間道を抜けて、名古屋城を目指す。

そして名古屋城へ到着。

なんか花とか盆栽の展示をやっている。

うむ。立派だ。

城、チラ見え。

城周りを散策する。
こんな壁、登れないわな。

天守閣のベストショットはこれ。

武将さんもいた。微妙な言葉使いだった。

で、やっとお腹が空いてきたので、名城線市役所駅から、栄経由、新栄に移動。
名古屋界隈で一番美味しいと噂の二郎系インスパの歴史を刻めに訪問。

32名並び。
私の後ろ2名で本日は打ち止めとのこと。
その後もフラれて帰る人が8人くらい居た。さすがの人気店。
豚を増すか悩んだが、この後の旅程も考えて普通+チーズを購入。

合計1時間半くらい並んで、ようやく御対麺。

スープは甘塩っぱ系のスープ。大好き。
麺がやや伸びてたのは下ブレなんだと思う。
助手さんが練習がてら作ってた。ちゃんとした日に食べたい気持ちは残るが、それを置いても美味しかった。

アブラコールすると、別皿提供。
このアブラも味がついており、美味しい。

しっかり完食。

新栄から、栄経由、名城線で神宮西駅へ。
熱田神宮に到着。

参道は明治神宮より短め。

中の鳥居をくぐる。

すると本殿が見えてくる。

バチがあたるかもしれないけど、撮影せずにはいられない厳かさ。
日本の美学というか、この静けさを形に表現する方式は素晴らしい。
けど、この静けさ、厳かさは写真には映らないんだよなぁ。

ここから東山を目指そうと思ってたんだけど、歴史を刻めに並びすぎて時間がおしたので、諦める。
名城線で金山経由、名古屋港駅へ。

名港水族館にも行けるのだが、もう歩きすぎて足パンパン。
営業時間も残り1時間程度で、二千円超えのチケットを買うのももったいないので、諦める。
南極観測船ふじを横目に、海を目指す。

港に到着。海が見える。

うん。とても良い時間。
雲が多いのがとても残念だ。夕陽見えるかな?

来た!よかった!赤い夕陽だ。

黄昏を過ぎると港に明かりが灯り始める。

さて、そろそろおじさんシンデレラの魔法が解ける時間が近づいてる。
名古屋駅へ戻り、GoToクーポンの使い道を探すことにする。
味噌カツを食おう。

普通にビールを頼んだら、新幹線EXカードを持っているとサービスだったので、手羽先を追加。
歩き疲れた身体に染み渡る。

味噌カツ到着。
照りが素晴らしい。

とんかつ専門店には敵わないけど、お肉もやわらかくて美味しい。

粒の立った白飯と味噌だれ、カツがマリアージュ。
旨かった。

そして、グリーン車に乗り、現実世界へ帰る。

はぁ。ただいま、現実。

という訳で、思いつき予約、行き当たりばったり工程だったものの、中々に楽しめた旅でした。
きしめんを食べ損ねたことと、台湾ラーメンを食べたかったかな。

各麺のレポートは、個別に記事化するつもりです。
今回は、とても長い記事になりましたが、最後まで見ていただき、ありがとうございました。