◆基本情報
・店名:麺処はら田
・品名:特製濃厚豚骨魚介つけめん 1100円
・場所: 武蔵野線/京浜東北線 南浦和駅 徒歩5分
・訪問:初回
・総評:上の上
【スープ】
濃厚豚骨魚介つけめんとの名に負けぬ、豚骨の濃厚さと節系の魚介の風味をしっかり感じるもの。
私的高ポイントは、スープの粘度が高く、後述する麺にしっかりと絡んで大変良きスープである。
【トッピング】
のり、カイワレ、バラ焼豚、ロースのローストチャーシュー、煮卵。
スープには刻み白ネギが浮かぶ。
【麺】
中太角麺。パツプリの立体ストレート麺でもっちりしつつ、歯応えで存在感を主張する。
但し臭みが全くなく、塩をつけて食べても麺だけで料理として成立してしまう。
この麺に合わせてチューニングを重ねた濃厚スープであろう。天晴れである。
【チャーシュー】
ロース部のローストポークが2枚とバラの焼豚が2枚。
ローストポークはしっとりジューシー。味が乗ってて、スープに負けてない。
焼豚もしっかり味がのり、脂の滲み出る仕事ぶり。
この二つのコントラストが味の彩りを醸す。美味い。
【総評】
この日は、濃厚な麺が食べたかったのだが、いかんせん、腹の調子が悪め。
二郎に行くと完全に壊れてしまう。しかし麺半分ヤサイ少なめなどとコールするくらいなら、会えない時間を大切に恋焦がれようなどとややセンチな気分に浸りつつ、浮気ものな自分は次の店を探していたのである。
私のブックマークの中から目に止まったこの店。
休日の昼下がりにブラブラ向かうことにした。
駅を降りて、線路沿いにズンドコ進むと左手に見えてくる。
メニューはこんな感じ。昆布水のつけめんが気になるものの、初訪なのと、推してそうな濃厚つけめんをオーダーすることに決める。
卓上はこのようなフォーメーション。
8分ほどで御対麺。いやぁ、麺もお肉も語り掛けてくる艶やかさ。
もうわかる。仕事人の業物である。
スープはこのような、にごりのあるもの。
まずこの塩を使って、麺だけ頂いてみる。
ムチムチっとした食感でありながら、柔らかみもある。コシがあるのに固さを感じないというのかな。なんというか、奥深い感じ。素晴らしい。
スープにダイブして、いただく。至高。
粘度が高いスープがこの存在感抜群の麺に負けない。強さと強さのコラボレーション。ラオウとケンシロウもこれくらい仲良く出来ればよかったのに。
このジューシーローストポークがヤバい。
しっとりと優しく、肉の味も、出汁も感じる。
むしろこれを150g程頂きたい気持ち。
煮卵も外は火が入り、中身は半熟といういい仕事。味も染みており完璧。
そりゃこうなるよね。KKでフィニッシュ。
総評は、上の上。いつもパンチパンチ言ってる私だが、突出するパンチは無いんだけど、この各々の優秀な演者を束ねて一つのコンサートを成立させていること自体がパンチに匹敵する。
お上品なんだけど、十分に満足出来る一杯でした。
ありがとうございました。