
◆基本情報
・店名:中華そば 幻六
・品名:醤油焼豚 1100円
・場所:東部東上線 朝霞台駅 徒歩2分
・訪問:複数回
・総評:上の下
【スープ】
蛤の効いた醤油中華そばスープ。
奥の深さから、生姜やネギなど香味野菜のダシもしっかり入っているのであろう。
さっぱりしていながら、パンチも感じる奥の深いスープ。
【トッピング】
のり、三つ葉、白ネギ、味付けメンマ、煮込み貝(ハマグリ?)一切れ、チャーシュー。
どれもフレッシュで クオリティが高い。
【麺】
中細角麺。多加水のプリっとめな麺。
小麦の臭みはないが、ややスープ絡みが良くない。
ただ、柔いとスープに負けてしまうかもしれず、 これはこれで一つの解なのかもしれない。
【チャーシュー】
ローストポーク。4枚。
面がおおきく、しっとりジューシー。
これは絶品である。スープの熱で色が変わるあたり、かなり繊細な火入れ具合。
味は濃くないが、しっかり風味が出てくる。絶妙な味付け具合。素晴らしい。
【総評】
在宅勤務が増えているのは、私だけの話ではない。
私が在宅、在社に関わらず、リモート会議が増えたわけで、仕事中も常にイヤホンをつけていることが増えた。
それが直接的な原因なのかはわからないが、耳が荒れてしまい、ジュクジュクしては乾き、皮がペリペリめくれてはまたジュクジュクするというループを繰り返していたわけで。
いい加減見た目も良くなくなってきてたので、耳鼻科に行った帰り。
急に麺を食べたい衝動に駆られ、近場にあったこちらに再訪。
こってり好きな私のホームになる店ではないのだが、クオリティが高いのは確かで、以前から何度か訪問している。


店内カウンターのみ6席。
この日は平日の19時頃の訪問。席は空いていたのですぐに着席。
普通の醤油は750円。チャーシュー追加が350円で計1100円。
8分ほどで御対麺。

輝きが素晴らしい。

麺は中細の角仕様。多加水で、存在感がある分、スープとの絡みがいまいちと感じたが、この存在感がひとつの解なんだとも感じる。

この写真の左手に映るのが、貝。たぶんハマグリだと思う。
しっかり煮込まれていて、味のアクセントになっている。
個人的にそんなに好きではないので、最初にパクっと食べてしまったが、恐らくスープに沈めて最後に頂くのが良いのだろうと、食べ終えたあとに気付いた。

チャーシューはローストスタイル。
脂のサシがしっかり入った肩ロースを使っているので、しっとりジューシー。
大変おいしい。350円とやや高めの値段だが、マシ推奨。

スープは、塩度のトガりは低めの濃口醤油の色味。ダシがしっかり出ているのでさっぱりしているのだが、物足りなさは皆無の奥深い味わい。

ここがこの店の特徴。
刻みわさびを加えて味変を楽しめという話。
さっそく投入してみる。

たぶん、これは仕入れわさびだと思うが、チューブのすりおろしわさびとは一線を画すもの。葉、茎も入っていて高菜のような食感もある。
ただ辛いのではなく、風味の出方がハンパない。
これが、上述の奥深いスープにさらに深みを出してくる。
血圧高めなので、もう飲まないって決めているのだが、レンゲが止まらない。
いわんや、丼に両手を添えてしまっている自分に気付く。

ほら。こんなオチ。
総評は上の下。
ウマさは伝わっていると思う。クオリティの高さも伝わっていると思う。
はっきり言って充分うまい。洗練され、完成された一杯であることに間違いは無い。
後はその上で私見を言うが、あと何が足りないかというと、パンチというかグッとくる何か突出した特徴があれば、上の中。
あとはお値段かな。これで1000円切って900円、950円あたりなら上の上。
マジ毎日通う。
こればかりは、店の方針とかコンセプト、戦略があるので、一概に言えるものではない。私とのバイヴスが異なるだけの総評なので、是非、皆様の目で、舌で、心で評価して頂きたい、おススメの一杯である。
ティッシュあり、つまようじあり。お冷あり。
安心してご来店下さい。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。